FLORA / 04
PROCEDURAL BOTANICAL STUDY
SPATIAL SCAN / LIVE
ROSA · AZURE / R39
VOLUME 004 — MODEL SPACE
SPECIMEN — 004

Rosa.Azure.

青い薔薇 / 立体形状スキャン

ドラッグで回転 ↔ スクロール・ピンチで拡大
© 2026 FUJI · re-presentation.jp
FLORA / 04
BLUE ROSE — INITIALIZING

BOTANICAL NOTES / 04

開花の観察

芯を包む花弁に、一枚ごとに異なる膨らみ・左右差・ねじれを造形。付け根からの開き、曲面の緩み、左右の縁の巻きを、一つの開花操作で連続的に変化させます。数値は造形用の設定で、特定品種の実測値や力学計算の再現ではありません。青色も作品としての配色です。

  1. 花弁の面積拡大
    開花時の花弁成長に細胞の拡大が関与。本作では丸い花弁を初めから形成し、開花に伴う緩やかな形状変化を組み合わせています。Yamada et al., 2009
  2. 閉じた花弁の丸み
    丸みのある花弁が芯を包み込み、つぼみの胴部にも膨らみを持ちます。各花弁の膨らむ位置・深さ・肩の高さ・ねじれを変え、付け根を固定したまま外向きに開きます。外側から中央の順に動き、中央の短い花弁は終盤まで低く収まります。外側も主な開きの後にわずかな広がりを残し、中央が開ききるまで連続して動きます。Han et al., 2019。各花弁の角度・開始時刻・高さは参考画像と制作指示に合わせた造形設定です。
  3. 中心を包む重なり
    内側の花弁は、中心を囲む円弧に沿って重なります。弧の長さ・左右の半径・縁の高さに一枚ごとの差をつけ、上から見たときの渦状の重なりを参考画像に合わせています。開花に合わせて花弁が上から見て少し反時計回りにねじれ、外側ほど面のひねりが大きくなります。中央の花弁にも狭い先端部の巻きを加えています。
  4. 開きと連動する縁の巻き
    縁の曲率と尖りに関する研究を参照し、花弁が開く途中から左右の縁が巻くように造形しています。本体の開きと縁の巻きは同じ進行度で動き、開始時刻・半径・強さには一枚ごとの違いがあります。研究と写真を参照した形状近似です。Zhang et al., Science, 2025 / 著者の学会要旨
  5. 基部の成長と外向きの動き
    基部の非対称な成長も開花に関与。花弁全体の展開と合わせて、基部から先端までの曲線を連続的に変えています。Cheng et al., 2021
  6. 茎・葉・萼の構造
    葉を互生させ、3枚・5枚の小葉、鋸歯、葉軸、托葉、曲がったとげ、5枚の萼を構成。開花段階と葉・茎の成長段階は同一に扱わず、微風による小さな動きを加えています。NC State Extension / Rosa

花弁の重なり
外側の曲面を基準に内側の広がりを制限し、接触が緩むにつれて開く形状近似です。花弁の付け根をつないだまま、重なりと動きの連続性を調整しています。

薄い花弁の質感
光を拡散して通す薄膜の近似と、表裏からの光の遮蔽を組み合わせています。控えめな反射と微細な筋、先端の光学的な厚みのむらで、薄く柔らかな質感を表現。花弁全体を連続した面として描き、背景が透ける透明表現は使っていません。OpenPBR / Thin-walled modeを参考にした描画用の近似で、完全な光輸送計算ではありません。

開花:つぼみから開花まで、花弁の広がりと縁の巻きをまとめて調整
ボケ:花にピントを合わせ、奥行きに応じてぼかす(中・強・OFF)
網点:細かな点の質感を切替 / 色調:色の調整を切替
回転:ゆっくり自動回転(約120秒で1周)。ドラッグ中・カメラ移動中も回転を継続
描画 自動:負荷に応じて3Dの解像度を調整。文字・花弁の形状密度は維持 / 描画 精細:解像度を固定
開花 再生:約14秒で、花弁が露出したつぼみから開花までを観察